ミルコの趣味雑談

趣味を持つ事は大事です。始め方や、道具を揃えることなど雑談です。

格闘技と武道と趣味vol13~東京での武道と仕事と変化について《 ITの変化》~

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年齢的には一番伸びる20代から30代前半までいた訳だが、重要な客先や、売上金額を任せられ、優秀営業にも何度も選ばれ、会社からの期待があったのだと思うが、東京本社の企画部に配属される事になった。営業の最前線から作戦本部に行くようなものだった。

新格闘技では5段の師範代の資格を与えられていた。色んな大会企画や、実行委員として選手として中心的に動いていた。新格闘技統一ルールでのフリー参加の協議会も三回実施して、グループ内のでテコンドーとは違うもう一つのより実践に近いルールで極真系の選手などにも評判の良かったので、断腸の思いではあったが、S先生も含め、門下の皆が関東での支部設立を期待して送り出してくれた。

取り合えず、私の武道人生の一つの到着点はこの地方支部の創設になった。一武一流を目指すと言う意味では、先生の指導の元ではあったが、新格闘技を開き、道場を持つ事になった。しかし、仕事との関係もあったが、大会を開く事も無く、支部道場を展開する訳でもなく、一人で出来る範囲内での自分の納得できる武道の道であった。

しかし慕って練習に参加してくれる、大学の拳法部後輩や、福岡での道場の後輩が数名いたので、結構楽しい道場運営だった。

これも三十台前半の武道家として油の乗った時期だったから、技術・体力・やる気面で十分耐えられるだけのものがあったからだと思う。

さて、東京転勤での仕事面はと言うと、この東京転勤と共に充実と変化、新たなチャレンジが始まった。

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《当時のオフィース環境》

ここで、当時の仕事に関して話しておく。カメラ精密関係のメーカー販社の営業だったが、転勤と言っても、営業所から営業所では無かった為、今までの仕事の段取りや、やり方は全然違った。第一内勤なので外に出る事が少なく、そんなことが自分にできるのだろうかと素朴な不安があった。

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《ビジネスの三種の神器

当時はまだ、PCが普及し始めるころで、ビジネス文章や配布資料は、ワープロで作成していた。(ワープロも自社製であった為、かなり機能の高いものが使えた)

スモールオフィースと言う言葉がキーワードで三種の神器として、ワープロ、コピー、Faxが必需品と言われた時代であり、生産性向上が一気に個人事業主ににまで広がった時代で、ワープロは出始めであったが、コピーもFaxもあったが一気に低価格化(と言っても30万を切る価格)していて、カメラルートでも販売店の自社利用として導入していた。

《時代はPCメインに》

程なく会社がアップルの総代理店となる事で、ワープロマッキントッシュになり、本格的PCを扱う事になった。マッキントッシュは当時、大学教授やデザイナー、医者などが好んで使う第四世代PCで、当時のNECPC-9801富士通はFM-8の時代である。(1980年代中頃)

OSがMS-DOSからWindowsに移行する過渡期で、アイコンでの対話形式(グラフィカルユーザインタフェース)が徐々に出始めた頃である。程なくウィンドウズ95が発売された。

私がPCを仕事でPCを活用するようになったのは、通常の会社員レベルでは早い方だと思う。それは、違うセクションではあったが、勤めている会社がアップルの国内総代理店であり、ビジネスシーンに積極的に活用し、拡販をして行きたい姿勢だったことや、所属が販売企画セクションで、PCの活用幅はかなりある業務であったことで、様々な活用提案ができた為だ。中にはPCを活用する為の、「〇〇支援システム」なるキャッチコピーを社内で公募した位に、新しい導入切り口を探していた。当時はまだ、PCを設定する際の「環境」やツールの「マウス」と言う言葉に戸惑う様な時代だった。

PCとは何ぞやから始まって、それによってできる事と出来るが不便で役に立たない事など学びトライ&チャレンジを繰り返していた。

《現場業務では》

アプリケーションもメーカー提供のものから、市販のものに徐々に広がって行った。

しかし、全て手探りで、完成度も低い状態からのスタートであり、どこのソフトメーカーが導権を握るのか混とんとしていた。Windows95も画期的とは言え、使えるソフトはまだ少なく、ワードと表計算、ゲーム位に利便性を認める程度であった。それでもワープロ単体製品から徐々に置き換わり、エクセルの表計算ツールが充実していたので、ワード機能と融合してくると、ほぼ殆どの社内書類の作成が可能となったし、プリンターが分離され、プリンター性能が向上することで、写真プリント迄可能になると、写真業界では将来的な脅威となる事は明白だった。

そういう中で揉まれた結果、少なくてもビジネススキルとしてPCを武器に様々な業務を効率的短時間に仕上げる事が出来る能力が磨かれた。ある意味、武道で鍛えた、目的の為に何をすべきかと言う論理的発想が大いに役に立つことになった。

私の場合は武道であったが、それは別段武道でなくても他のスポーツ、ジャンルでも同じことである。ロジカルシンキングと言うキーワードを昨今よく聞くが、この発想やリテラシーが重要なのである。また、そう言う思考力を究めたいと思う熱意と執念で活用すれば、このビジネススキルは究める事が出来る。

もっと言えば、これはスキルであり、このスキルを使って何を目指し、何を実現するかをしっかりフォーカスしてデザインできることがビジネスマンとしても価値だろう。